RED WING(レッドウィング)Style No.9060 BECKMAN FLATBOX(ベックマン・フラットボックス) [51-rw9060]
販売価格: 50,500円(税別)
(税込: 55,550円)
1905年にレッドウィング社を創業したチャールズ・ベックマンに因んで名付けられた「ベックマンブーツ」は、
創業時より存在したラウンドトゥのブーツを再現したモデルです。
自動車がまだ普及しておらず、道路の舗装が未発達であった当時、足を守る事ができる6インチ丈ブーツは、
オックスフォード(短靴)以上に日常的な靴として広く履かれていました。
その多くは先芯を入れないフラットボックス仕様で作られており、
靴の形状を維持するために入れる硬い部材である先芯を入れない靴は、
つま先まで柔らかく、非常に履きやすい仕上がりだったのです。
ベックマン・フラットボックスは、この当時の先芯を入れない6インチブーツを再現したモデルで、
ベックマンシリーズと同じデザイン、同じ木型を使用して仕上げられています。
先芯を入れるブーツは、つま先の形状が変化しない分、革が馴染む事は無く、ソールの反りもありませんが、
こちらのフラットボックス仕様では、先芯で固定されていないつま先の革が足に合わせて馴染み、
ソールも自在に反るため、通常のブーツにはない快適な履き心地となります。
革の馴染みと共につま先が平たく沈み、独特の形状に変化していく、
20世紀初頭から前半のアメリカのブーツによく見られるスタイルで、
履き心地と共に独特の経年変化もフラットボックスの魅力です。
アッパーレザーにも経年変化を楽しめる「茶芯」レザーとして評価の高い「ブラック・クロンダイク」を採用。
アウトソールは1920〜30年代にレッドウィング社が使っていた、グロコード・ソールのトレッド・パターンをベースに、
ラバーのタップ(半張り)をプリセットしたグロコード・メダリオン・ソールを使用しています。
FLAT BOX (フラット・ボックス) とは?
フラット・ボックスとは「先芯がない」ということです。
アメリカ英語(靴業界用語)では先芯は「ボックス・トゥ」、靴のつま先スペースが「トゥボックス」です。
「フラット」は主に「平ら」を意味しますが、「無い」という意味もあります。
先芯がなく、そのため履いていくと次第につま先が低く平らになる靴を、
この業界用語を使って「フラット・ボックス」と名付けられました。
今でこそワークもドレスも革靴には、そのほとんど全てに先芯が入っています。
その先芯のほとんどは耐水性の樹脂でできており、長い間履いてもつま先の形状は変わりません。
しかし、レッドウィング社が創業した20世紀初めから1960年頃までは、
特にラウンド(プレーン)・トゥやキャップド・トゥの靴に、先芯のないモデルも多く存在していました。
1920年代のレッド・ウィング社のカタログでは、先芯の有無が、靴の絵型(イラスト)で表現されています。
6インチ丈のキャップド・トゥでは28品番中の約半分(13品番)が、
同じくラウンド・トゥでは6品番のうちの1/3に相当する2品番が、先芯の入っていないモデルです。
この時代、先芯のないものは、主にシンプルな構造のラウンド・トゥに見られましたが、
#877など通常は先芯を入れて作られていたモデルにも先芯のないものが存在しました。
これは先芯なしを好む顧客向けの別注品だったと推察されます。
在庫切れの場合でも入荷が反映されていない場合や、すぐに再入荷するものもございます。
是非お問い合せください。お取り寄せ、ご予約も承ります。
商品詳細
素材 | Black "Klondike"Leather |
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ソール | Gro Cord Medallion |
サイズ展開 | US6〜11(D) |
生産国 | Made in USA |
レビュー
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履きやすい購入者 さんこのレビューは参考になりましたか?
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自分には少しキツかったかな購入者 さんいつもレッドウイングは6 1/2を着用しています。
ベックマンは6 1/2で丁度良いサイズ感でしたが、こちらは少しキツく感じました。このレビューは参考になりましたか? -
待ちに待った購入者 さんようやくベックマンフラットボックスを購入できました。エイジングが楽しみです。このレビューは参考になりましたか?
幅広で内反小趾のため大抵の靴は小指とその付け根が当たって痛くなるのですが、
こちらは先芯が入っていないためか横に広がりやすいのかなと思います。
これからのエイジングも楽しみですね。