Champion の歴史

1919年 創業者サイモン・フェインブルームが、のちにチャンピオン社となる
"ニッカーポッカー・ニッティング・カンパニー"を設立。
アメリカニューヨーク州ロチェスターを拠点に構えていました。

サイモンの没後、その息子のエイブ＆ウィリアム・フェインブルーム兄弟が
「チャンピオン・ニッティング・ミルズ社」として社業を受け継ぎます。
当初彼らはTシャツやソックス、スウェットシャツの原型であるウールの下着を、
屋外労働者の防寒用として販売していました。
これがやがて米軍アカデミーの訓練用ウェアに採用されます。

大学としての最初の顧客は、ミシガン大学。
彼らは、当時高価だったアスレチックウェアを高品質かつ手頃な価格で販売しているチャンピオン社に目をつけ、
スウェットシャツを採用しました。
これが評判になり、以後はコーチからコーチへ口コミで全米の大学に広がっていきます。

ここから"One Coach Tells Another"というスローガンが生まれました。
Tシャツやスウェットシャツにナンバーや大学名をプリントするレタリング加工も開発しました。
「体育の授業で生徒に貸し与えていたウェアを管理回収する」という大学側のニーズに応える事が目的でした。
同時に、それまで下着として考えられていたTシャツがアウターとして着られるきっかけとなりました。

1934年 サム・フリードランドによって"リバースウィーブ"が誕生します。
スウェットシャツを洗うと縮むというクレームを解決するために、
縦に織っていたコットンを横向きに使用する事で縮みを防いだ、画期的な発明でした。
同年、チャンピオンは大学のブックストア(生協)においてTシャツの販売を開始します。

1940年 部分の伸縮補強用として丸首の前・後部分につけられたV字状のパーツ（ガゼット）、
2本の針と糸を使ったステッチングなど、後のスウェットシャツの定番となるディテールが誕生します。
第二次世界大戦中もチャンピオンのスウェットシャツは活躍。
本来は訓練用でしたが、保温性が高いために、兵士は野営時などには着用して眠ったといわれています。

50年代に入ると、シンプルで定番的なアイテムを好む学生たちに、
大学名をプリントしたスウェットシャツが人気を博します。

同時に、襟ぐりから袖下に斜めのステッチが入っているラグランスリーブが登場し、
カレッジスウェットの主流となりました。
チャンピオンの製品もアスレチックラインとキャンパスラインに別れていきます。

以後、チャンピオンは、カレッジやプロのアスリート達に育てられ、全幅の信頼を獲得してきました。
常にアスリートの立場で考え、新しいものを追求する精神（＝Champion 1st）をウエアに宿してきました。

"自分の目標に向かって汗を惜しまない"そんなアスリートの思いを実現する為に
"常に最高のスポーツウエア作りにこだわりたい"これがチャンピオンの原点であり、信念なのです。

オーセンティック　アスレチック　アパレル　　チャンピオン

いつの時代も品質にこだわり、より良いものづくりに挑戦し続けてきたチャンピオン。
デザイン・機能性・耐久性・素材・縫製といったひとつひとつのディテールにこだわる
クラフトマンシップは現在も脈々と受け継がれ、
日本でもアスリート達から全幅の信頼を受け、多くのファンに愛用されています。

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