FRED PERRY(フレッドペリー)の歴史


FRED PERRY(フレッドペリー)ブランドの創設者フレデリック・ジョン・ペリーは、テニス界の英雄であると同時にその当時しゃれたスタイルからベストドレッサーとしても認められていました。彼が引退後の1940年代後半、当時あまり優れていたとは言えなかったスウェットバンド(リストバンド)の開発を彼の愛称”フレッドペリー”の名を入れてスタートさせました。そのスウェットバンドは軽く、また柔らかくしなやかな商品としてテニストッププレイヤー達が愛用し、フレッドペリースポーツウェアが事業として開始される事になりました。

 

これにとどまらず、ベストドレッサーとして認知されていた彼はシャツの製造も開始。この時はじめてウィンブルドンから正式に許可を得て、現在でも継承される月桂樹のマークが誕生しました。

 

そして1952年英国ロンドンでフレッドペリースポーツウェア社を設立。FRED PERRY(フレッドペリー)のシャツは、体にフィットするシルエットのものを製造しました。大きいシルエットのシャツが溢れていたこの時代のテニスウェアに対し、体にフィットするシャツは革新的でカッコ良く、多くのテニスプレイヤーから重宝がられました。

 

そして、「月桂樹=世界最高のテニスプレイヤー」のイメージが確立し、人々はこぞってフレッドペリーのシャツを求める様になりました。事業が大きくなると共にシャツのカラーバリエーションを増やし、1960年代当時”モッズ”と呼ばれていた英国の若者達の間で流行、テニスシャツとして充実した機能性とバリエーションを持ったフレッドペリーのシャツは彼らのニーズに見事にフィットし、スポーツウェアとして、またファッションアイテムとしても確立されました。

 

日本においては、1970年に上陸後、1980年代から1990年代前半にかけて月桂樹のワンポイント半袖ポロシャツがブームとなり、スポーツカジュアルウェアとしてテニスだけではなく、トータルスポーツウェアファッションとして確固たる地位を築きました。

 

そして現在、流行の移り変わりが激しいファッションスタイルの中、ヴィンテージファッションがある種カルチャーとして定着している事は世界共通と言えます。その中でフレッドペリー・ヴィンテージポロシャツが日本で復刻され、商品構成において世界戦略のもとにワールドワイドな商品を世界中で展開しています。

 

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